ソフト紹介

CD-R MenuLauncher EX は、ボタン選択でアプリケーションを起動するランチャープログラムを制作/実行するソフトです。特に、CD-R/RW や記録型の DVD 制作などで、autorun.inf と連携し自動再生させて使ってください。編集作業は、ソフトを起動して、マウスの右クリックで表示されるポップアップメニューで必要な項目を入力したり、「デザインモード」で各アイテムの位置や大きさをマウス操作で指定するだけの簡単なものですが、雑誌等の付録 CD-ROM とそれほど変わらないものが制作出来ると思います（デザイン・センスのある方やCG等が描ける方であればですが・・・）。編集内容は、ソフト終了時に、asmemux.dat（デフォルト）に自動的に保存されます。

主な仕様

背景として画像を一枚だけ設定することが出来ます。
読み込み可能な画像のフォーマットは、BITMAP・GIF・JPEG です。
追加出来るアイテムには、色の設定が可能な「カラーボタン」と画像を使った「イメージボタン」、また、テキストのみが配置できる「テキスト」があり、追加出来る数にはほぼ制限はありません。
「デザインモード」にするとマウス操作でアイテムの位置やサイズを指定出来ます（グリッドあり）。
コマンドには、実行型ファイル（EXE）や Windows で関連付けされているデータファイルを指定出来ます。また、URL や E-Mail アドレスも指定出来ます。
ひとつだけムービーファイル（MPEG・AVI）を再生することが出来ます。再生・停止・一時停止ボタンを設定することも出来ます。
各ボタンにツールヒント（ボタンの上でマウスカーソルが停止するとテキストを表示）を設定出来ます。
ウィンドウのタイトルバー左横のアイコンが指定できます。アイコンファイルは、16x16ドットで16色表示のものをアイコンエディタ等で作成するか、16x16ドットで16色表示のビットマップ画像を作成して、付属の bmp2icon.exe でアイコンファイルに変換したものを使ってください。
asmenux.exe を起動する際に引数にファイル名を指定すると、そのファイルを asmenux.dat の代わりに読み書きします。asmenux.exe のボタンから、さらに asmenux.exe を起動するときに使います。この機能により複数の別のメニュー画面を表示出来ますので、メニューの階層化が可能です。
旧版の CD-R MenuLauncher (asmenu.exe) の .dat ファイルとの互換性はありません。

使い方

asmenux.exe のみを、別のフォルダに移動し、そのフォルダ内に、あらかじめ使用する画像等を置きます。
asmenux.exe を起動します。真っ白なウィンドウが表示されます。
ウィンドウ内で、右クリックし、表示されるポップアップメニューの一番上の「メインウィンドウの設定」をクリックします。
表示されるダイアログ内で、設定したい項目を入力して、「OK」ボタンを押します。
次に、アイテムの設定をします。ウィンドウ内で右クリックして、「カラーボタンの追加」「イメージボタンの追加」「テキストの追加」のいずれかをクリックします。
ウィンドウにアイテムが現れますので、そのアイテムの上で右クリックし、「デザイン」、「コマンド」メニューを使って、各種の設定をします（「コマンド」メニューは「テキスト」では表示されません）。
ウィンドウ内のアイテムの無いところで右クリックし、「デザインモード」に切り替えるとマウスを使って、アイテムの位置やサイズを指定できます。
ムービーを再生するウィンドウを追加したいときは、ウィンドウ内のアイテムの無いところで右クリックし、「ムービーの設定」で行います。ムービーファイルを指定したときのみ、ウィンドウ内に真っ黒いウィンドウが出現します。
ムービーの再生・停止・一時停止をするボタンを作成するには、カラーボタンやイメージボタンの「コマンド」メニューで、起動コマンドの指定に、それぞれ「#PlayMovie」・「#StopMovie」・「#PauseMovie」と入力して下さい。
「コマンド」メニューで、起動コマンドの指定に「#Close」と入力すると、そのボタンは asmenux.exe の終了ボタンになります。
「コマンド」メニューで、起動コマンドの指定に「asmenux.exe」を設定し、引数に任意の「～.dat」ファイル名を指定すると別のメニュー画面を表示出来るようになります。
CD-R などに焼き付けるとき、ポップアップメニューを表示しないようにするには、メモ帳等のテキスト・エディタで asmenux.dat（任意の「～.dat」を作成している場合はそのファイル）を開いて、 [MainWindow]セクションに、次の一行を追加して下さい（右クリックのポップアップメニューからは編集できません）。

NoEdit=1

再び、ポップアップメニューを表示させ、編集可能にするときは、この行を削除してから、asmenux.exe を起動します。

bmp2icon.exe の使い方

ペイントソフト等で、16x16ドット、16色のビットマップ画像を作成し保存します。保存した画像を、bmp2icon.exe のアイコンにドラッグ＆ドロップします。変換に成功すれば、拡張子が、.ico になったファイルが作成されます。

注： bmp2icon.exe は、16ビットＭＳ－ＤＯＳアプリケーションです。ソースファイルは、ホームページ上で公開しています。

動作環境

MSDN ライブラリによれば、

Windows 2000
Windows NT 4.0 で Internet Explorer 4.0 以降がインストールされているもの
Windows 98
Windows 95 OSR 2 以降で Internet Explorer 4.0 以降がインストールされているもの

となっています。また、ムービーが再生出来る環境として、

Windows Media Player 9.0 以上

がインストールされている必要があります。

以下に動作確認が出来ている環境を列挙しておきます。

Operating System	Internet Explorer	Windows Media Player
Windows 2000 5.00.2195 SP4	6.0 SP1	9.00.00.3250
Windows XP Pro. Ver.2002 SP2	6.0 SP2	9.00.00.3250

変更履歴

Date	Ver.	Comments
2002/11/05	1.0.0.1	最初のバージョン。旧版の CD-R MenuLauncher は、Borland Delphi 3 で制作していたが、機能追加が難しく（面倒？に）なったため Microsoft Visual C++ で新たに書き直した。保存データの互換性がなくなったので、EX を付けて別バージョンとしてスタート。
2002/12/06	1.0.0.2	画像の読み込みに失敗したときのエラーメッセージで画像ファイル名を表示するようにした。
2005/03/21	1.0.0.3	「カラーボタン」のキャプションに「中央揃え」「左揃え」「右揃え」のスタイルが選択出来るようにした。メインウィンドウに最小化ボタンを付けられるようにした。「カラーボタン」のテキスト・背景の色を統一できるようにした。隠し機能として asmenux.dat の[MainWindow]セクションで ShowError=0 とするとコマンド実行時のエラー表示を抑制できるようにした。
2005/03/28	1.0.0.4	新たに「テキスト」を追加できるようにした。各アイテムを追加するときの初期の発生位置をずらすようにした。「カラーボタン」のキャプションで複数行と上下中央配置をサポート。「デザインモード」を実装。「コマンドの設定」ダイアログで「高度な設定」を追加した。その他、細々と修正。

利用条件

このプログラムは無償で利用できます。ただし、本ソフトウェアを使用したことによって生じたいかなる結果についても作者は責任を負いません。損害の負担も致しません。とくに制作したものを再配布される方は、様々な状態のマシンを対象に動作テストを充分に行うことをお奨め致します。ご意見、ご要望、ご質問、不具合（バグ）報告等はホームページのサポート掲示板にてお願いします。

再配布／転載について

ソフトを CD-ROM などに組み込んでの利用では営利・非営利を問わず自由に配布できます。ただし、ソフト単独での再配布・転載を希望する場合は、必ず作者（AOK）に連絡してください。また、ソフト単独での配布の際は、オリジナルのアーカイブファイルの内容に変更を加えず、そのままの状態で配布するようにしてください。

注： CD-ROM などに組み込んで配布する際は、asmenux.html と asmenux.gif を同梱するようにして下さい。

著作権

本ソフトウェアの著作権は青倉克浩(AOK)に属します。また、 test フォルダ内の CG の著作権は茶々丸に属します。asmenux.exe、asmenux.html、asmenux.gif、bmp2icon.exe および、test フォルダ内の CG に対しての一切の改変を禁止します。

http://aokura.com/