ソフト紹介

拙作「AOK CRLF Converter」の後継として制作を始めました。「AOK CRLF Converter」では、変換処理の流れが固定されていたため、新たな変換処理の追加の際に考慮しなければならない点が多く、また、テキスト処理を前提としていたため、バイナリ形式が扱えないなどの制約が出来ていました。それと、ソフトの名前と機能が一致していないという不満もありました。

そこで、本ソフトでは

1. それぞれの変換処理を、DLL （ダイナミック・リンク・ライブラリ）に分けて、プラグインのように扱う。
2. DLL に実装する変換処理は、出来るだけ単純な処理に分解したものにする。
3. コンバータ本体は、指定された変換処理を指定された順番に実行するだけの単純な構造にする。
4. コンバータ本体で、変換処理の組み合わせを自由に設定できるようにする。
5. 新たに作成した DLL を追加するだけで、コンバータ本体で新たな変換機能が使えるようにする。
6. すべてのデータをバイナリ形式として取り扱う。

としました。

「AOK CRLF Converter」から継承した機能は、以下のとおりです。

1. 入力ファイルリストで指定した複数のファイルを一括して変換。
2. 変換したデータを元ファイルに上書きするか、指定したフォルダに保存するかの選択が可能。
3. ドラッグ＆ドロップによる入力ファイルの指定が可能。その際、フォルダをドロップすると、そのフォルダ以下のファイルに自動的に展開。
4. アプリのアイコンに変換元ファイルがドロップされると、ドロップされたファイルをリストに加えて起動。
5. 入力ファイルリスト内のファイル名をダブルクリックで削除可能。
6. 変換元ファイルが実際には内容が変更されなかった場合にファイルを出力するかしないかを選択可能。
7. 現在の設定をファイル（拡張子 .vci）に保存して、必要時に復元が可能。

使い方

【変換元ファイルの指定】
変換したいファイルをソフトのウィンドウにドラッグ＆ドロップします。複数のファイルを選択していてもＯＫです。また、メニューの「リスト」→「追加」から指定することも可能です。指定されたファイルは入力ファイルリストとして(1)のリストボックスに表示されます。

【変換元ファイルのリストからの削除】
変換元から外したいファイルを(1)のリストボックス内で選択し、ダブルクリックすると削除出来ます。また、メニューの「リスト」→「削除」でも可能です。

【変換先フォルダの指定】
「出力先」ボタンを押して、変換されたファイルの格納先を指定します。変換先フォルダは変換元ファイルとは異なる場所を選ぶようにして下さい。そうしないと、右側の「常に変換元に上書きする」がチェックされているいないにかかわらず、変換元ファイルが上書きされてしまうことがあります。

【変換テーブル選択】
変換テーブルの指定が必要な変換を行うときに「テーブル」ボタンを押して指定して下さい。

【変換処理の選択】
行いたい変換処理を(3)のリストボックスでチェックします。すると(2)のリストボックスにチェックされた変換処理の名前が表示されます。複数の処理を行う場合には順番の指定が可能です。順番を変えたい処理名を選択してから、右側の「▲」「▼」ボタンを使って上下に移動します。

【変換の実行】
「変換実行」のボタンを押します。

各変換処理については、doc フォルダ内の説明（テキストファイル）をご覧下さい。

動作環境

Microsoft Windows 98/2000/XP で動作確認しています。Me でも動作するつもりですが、今のところ実際の動作確認は行っていません。

利用条件

このプログラムは無償で利用できます。ただし、本ソフトウェアを使用したことによって生じたいかなる結果についても作者は責任を負いません。損害の負担も致しません。ご意見、ご要望、ご質問、不具合（バグ）報告等はホームページの掲示板にてお願いします。

再配布／転載について

営利・非営利を問わず自由に配布できます。ただし、 VARICON.EXE, varicon.htm, zu.gif および plugin フォルダ内の DLL、doc フォルダ内のテキストに対しての一切の改変を禁止します。また、これらのファイルは必ずセットにして配布してください。

変更履歴

著作権

本ソフトウェアの著作権は青倉克浩（AOK）に属します。