CD-ROMのAutoPlay機能に関して

1. CD-Rに自動再生機能を付加する

「Autorun.inf」という名前のファイルを作成し、メモ帳などのテキストエディタで次のように入力する。

[Autorun]
open=myapp.exe

「myapp.exe」は任意の実行可能なファイル（EXEファイル）を指定する。
作成した「Autorun.inf」ファイルは、CD-Rのルートディレクトリに置かなければならない。 また、上記の場合は、「myapp.exe」もルートディレクトリに置く必要がある。

しかし、プログラマでもない限り、実行可能ファイル（EXEファイル）を作成できないのが普通である。 HTMLやPDFなどのデータファイルを指定しても起動することはできない。どうするかはこちらを参照。

2. CD-Rにアイコンを設定する

[Autorun]
open=myapp.exe
icon=myicon.ico　/* 追加する */

として、CD-Rのルートディレクトリに「myicon.ico」を置く。

3. CD-ROMドライブのショートカットメニューに項目を追加する

[Autorun]
open=myapp.exe
icon=myicon.ico
shell\readit\command=notepad abc\readme.txt　/* 追加する */
shell\readit=お読みください(&R)　/* 追加する */

これで、CD-ROMドライブのアイコンを右クリックして出るショートカットメニューに「お読みください(R)」という項目が追加され、選択するとメモ帳が起動し「abc\readme.txt」の内容が表示される。
「readit」は任意の文字列を指定できる。「notepad abc\readme.txt」は、CD-Rのルートにある「abc」フォルダの中の「readme.txt」というファイルを、Windows標準添付の「メモ帳」（notepad.exe）で開くというコマンドである。

また、この２行を一組として、「readit」の文字列を別の文字列に置き替えればいくつでも設定することが出来る。

[Autorun]
open=myapp.exe
icon=myicon.ico
shell\readme\command=notepad doc\readme.txt
shell\readme=お読みください(&R)
shell\mybmp\command=pbrush bmp\myphoto.bmp
shell\mybmp=ご覧ください(&S)